産業遺産アートプロジェクト 生野ルートダルジャン芸術祭2014は閉幕しました。

公式ガイドブックより

旧生野倶楽部 貴賓室用浴室

美しいカラミ石

地層や鉱物から着想した作品つくりを始めてから4年程たち、鉱山町の芸術祭に参加させて頂き本当に良かったと思います。これまでで一番タイトなスケジュールだったのでできる事は限られていましたが、数日間滞在し、地元の方や他の作家さんと一緒に過ごせた事も大切な出来事でした。次回は地元の方に石や鉱山の事、町の事などたくさん教えて頂いて、新たな作品へつなげていければいいなと思っています。
作品の写真がうまく撮れませんでした…。撮ってくださった方、送って頂けるととてもうれしいです。よろしくお願いいたします!
町の人々がとても親切で個性的な方がたくさんいらっしゃる。一番のりのお客様に、生野に来てくれてほんまにありがとー!と言って頂いたり、道を歩いていると、いらっしゃい!と声をかけてくれる。多くの方は地元を愛し誇らしく思ってらっしゃるのだなと感じました。この町はとてつもないポテンシャルを秘めているように思えてしかたがない。歴史もしかり多様な人々を受け入れてきた町の人々の懐の深さ、町の景観、文化、美しい山、自然、産業遺産である鉱山がもたらした様々な出来事を拾い上げていけば、どれだけ興味深い物事が眠っているのだろう。ここに多くの作家が入ってくればどんな事が起こるのか…作家にとっても刺激的な場所である事は間違いなく、ワクワクがとまりませんでした。
さらに地域にかかわっておられる方々は自主的に色々なアイデアを持ち寄って実践してゆかれます。アーティストトークにもたくさんの地元の方やお客様が来て下さり、正直驚きました。オープニングセレモニーでのバロックコンサートではアーティストの方が皆様もご一緒にとおっしゃると、会場にいたお客様が臆することなく大合唱!素晴らしかったです。
生野の土地と人々の優しさに触れればまたここに戻りたいと思わずにはいられません。そしてこの芸術祭がこの先も続いて行くよう切に願っています。つづく

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